休み時間。
やっぱりと言うか、女子が崎田晴の周りに集まっていた。
「崎田君って、彼女いるの~?」
あたしは、すぐに柚葉のところへ逃げた。
柚葉も崎田晴も見るため、あたしたちのクラスに来ていた。
「柚葉ー。」
「まさか、姫佳の元カレだったとはねー。」
「うん、びっくりだよ...。」
柚葉には、すべてを話してあるから知っている。
「イケメンだね、元カレ。」
「もう最悪だよ...。」
本当、最悪...。
こんなとこで、再会しちゃうなんて...。
「でもまぁ、関係ないっしょ!
もう別になんとも思ってないんだし、陽太先輩だっているし!
それに、もう男だって苦手じゃないんだし!」
「うん、まぁね。興味ないし。」
そうだ。
あたしには関係ない。
普通にしていよう。普通に。