季節は過ぎ、春。

あたしは、2年になった。

「水咲ーおはよー。」

「佐藤くん、おはよー。」

今では、男に恐怖心を抱くこともなく、普通に話せている。

「姫佳、おはよ。」

「先パイ!おはよーございます!」

陽太先パイとは、ちゃんと続いている。

「じゃぁ、また昼休みな。」

「はーい。」

先パイと別れ、教室へと向かった。

「姫佳ーおはよー!」

「柚葉、おはよ。」

2年になって、柚葉とはクラスが離れてしまった。