「フッ。そうかもな。
でも、お前らだって同じだろ。
俺に言ってないで、お前らが助ければいいだろ。
まぁ、できるわけないか。
谷川には逆らえないもんな。
俺が最低だっていうなら、お前らも最低だな。」

これがタカトの本音なんだと分かった。

それ以来、タカトは俺に見向きもしなくなった。

まるで、俺なんて存在しないかのように。

そんな毎日がずっと続いていた。

辛い。辛い。辛い。

苦しい。苦しい。苦しい。

出来ることなら、今すぐ逃げ出してしまいたい。

ここから消えてしまいたい。

何度もそう思った。

でも、そんな弱音を吐き出せる人がいるわけでもなく。

俺は1人で耐え続けた。

でもあるとき、あいつと出会った。

そして、俺の人生は180度変わった。

あいつとの出会いが、俺を変えてくれたんだ。