あれから1週間がたったある日。

あたしは、柚葉に突然呼び出された。

[今日の朝、虹ヶ丘公園に来て!
大事な話があるの。]

「急になんだろ?」

不思議に思ったが、あえて深くは考えなかった。

虹ヶ丘公園に行くと、誰も居なかった。

「いないし...。」

あたしは1人、ベンチに座った。

少しして、誰かの足音がした。

振り返ってみると、そこに居たのは...

「!!」

陽太先パイだった。

何で?

「どうして、先パイがここにいるんですか?」

あたしは下を向きながら聞いた。

「柊哉に呼ばれたんだ。」

柊哉先輩に...。

あっ!

あの2人!