『っごめんねっ。黙ってて。だけど鈴にはどうしても言っときたくて。』

『いいの。莉桜も辛かったよね。話してくれてありがとう。』

鈴はいつもの笑顔をつくって言った。

『辛くなったり、悲しくなったらすぐ呼んでね!?とんでいくから!』と。

あたしも精一杯の笑顔で
『うんっ!ありがとう。』と返した。


しばらく話したあたし達は時間が遅いのに気づいた。

『もうこんな時間!!ごめんね、今日はもう行かなきゃ!また来るね!』
と鈴は慌ただしく病室を出て行った。