私が通っている高校は人がものすごい事で有名な私立の女子校。


人が少ないからって荒れてるわけじゃなくってすごく落ち着いてるし歴史を感じる校舎も私は気に入っている。


学費とかは親が残してくれた貯金でやりくりしてる。


家を出て約20分。


学校についた。


「おはよう!」


教室に入ると親友の紗羅が私に駆け寄ってきて抱きついてきた。


「おはよう、紗羅!今日も可愛いなぁ♡」


「ありがと!でも楓香の方が可愛いんだよ?」


「お世辞はいらないよ~」


「ほんとに鈍感なんだから....」


「紗羅?どうかしたの??」


「ううん。何でもないよ‼‼早くしないとチャイムなっちゃうよ」