「ルナ・ファミリアの人たちに、連絡は入れなくていいの?」
話題を変えようと、空気を変えようと私は青年に問いかけた。
「あ、そのことなんだけど」
青年がスプーンをカタンと置き、改まった。
「もう少しだけ、ここにいさせてもらえないでしょうかっ!!」
「おっけー」
「え」
青年が勇気を振り絞って言ったであろう言葉にクルシオさんが軽く返し、
青年がすっとんきょうな声を出した。
「こんな我が儘言ってるのに軽くないですかい?」
「軍に戻りたくないんだろ?なら好きなだけいろよ」
おおークルシオさんがかっこいい!!
「何泣きそうになってんだよ」
クリュさんが青年に突っ込み、驚いた。