私とインペラートルの間を急降下した機体の操縦士は怪我人の戦友らしい。
「ミスだな、ありゃ。インペラートルは依頼になかったんだ」
怪我人が言うには、
依頼されたのはユピテル・ファミリアの左大佐艦。
その1機を墜落させる任務で怪我人と戦友の2人が派遣された。
するとユピテルは感づき、ミサイルを撃ってきた。
それは敵を認識した上で撃つと、敵の機体を追いかけてくるという最新型兵器。
ミサイルは4本撃たれ、すべてが戦友の機体を追いかけた。
戦友は優れたパイロットだったので、
ミサイルを引き付けるのを戦友に任せ、自分はその隙に左大佐艦に突っ込むことを決意した。