ガッシャーン!!




「結衣ちゃん大丈夫!?」




『ごめんなさい。』




それしか言うことができなかった




だって、私が全て悪いんだもん





「とにかく保健室に行かなきゃ。」




『いや……』




大丈夫です。っと言おうとしたときに遮られた





「俺付いてきます。」




―――聖だった





自分でも傷口よりも、びっくりして何も感じない




「そう?じゃあお願いね。」




私が答えそびれていると、先輩はそう言っていた





本当に大した傷じゃないのに……