遥斗は帰宅すると、食事を取って入浴し、すぐに寝室に行ってしまう。 彼は若いが仕事は出来るため、重要な仕事を任されることもある。 疲れているのは分かっている。 だけど一度も妻と目を合わさないなんて、おかしいじゃない…。 以前は遥斗にねだって腕枕で眠ることもよくあった。 だけど今はできない。 広いベッドの中で、肩も触れないほどの間隔を空けて眠るのだから。