しばらくの沈黙が続いた。私はずっと、五十嵐さんの言葉を頭の中でリピートさせている。 まるで、心に刻みつけるみたいに。 飲むことを諦めてしまったカフェオレに視線を落とす。 温度を失ったまま残されたカフェオレは、なんだか物悲しかった。 温め直すことははばかられる。 もう一度叔父さんにいれて貰うのも、違う気がした。 ぽたぽたと、涙が流れた。