私はユウから視線を顔ごと逸らすと、カウンターにいる弥生さんへと駆け寄る。



「やよい、さん!」

「ん?どうしたの。」

「…私、コンビニ行ってくるから。」




言うや否、私は店を飛び出した。ユウの私を呼ぶ焦った声が聞こえた気がしたけど無視。


なんだ、何なんだアイツ。いきなりあんなこと言うなんて、なめてる。





「(……可愛くなんか、ないし。)」


嗚呼、もう、何で飛び出してきてしまったんだ。これじゃ帰りにくい。




―――取り敢えず、弥生さんに報告した通りコンビニに行き夕飯用に゙7種の野菜サラダ゙というやつを購入して店に戻った。


だが、店内には弥生さん一人しかいなかったから緊張損だ。



と。


「あ。優ー、はい。」


弥生さんから、渡されたのは折り畳まれた紙。見た感じレシート。