「動いてた?たまたまだよ」


もう、別に隠し通すことじゃないし、本当のこと言おうと思ったけど、面倒だから止めた。




「まあまあ!気難しい話はやめよーぜ!!それよりさー和、メアド教えてよ」


「あ、オレも」


「あ、うん。いいよ」




2人とも、ケータイを取り出した。




「赤外線ある?」

「うん、あるよ」

「じゃ、赤外線で!」

「よし、送信するよー」

「オレも準備完了!」




ピロリーン




「・・・きた!」




2人から、アドレスとケー番が送られてきた。



「あ、じゃあ帰ったらメールするね!」


「よろしく~」

「了解」





・・・ふと気が付くと、もう駅に着いていた。



「あ・・・、私、ホームあっちだ」

「ほんと?オレらこっちだな」

「じゃあ、気をつけて帰ってね」