「え」




「すごく、よかった」





私は、2人に笑ってそう言った。





「また、1番最初の曲も聞かせてね」







すると、野口くんは驚いたように目を見開いた。



「もちろん!あの曲、オレらのおハコみたいなもんだから」

「純希は、あの曲を語る前にドラム練習をしっかりしようね」

「うっ…」




結構毒舌だなぁ・・・




すると



~♫♫~



ミスチルのシーソーゲームがどこからか流れる。


「お?空からメールが…」



鳴ったのは、水澤くんのケータイだった。