「くっ…あんな屈辱を受けたのは、生きてこの方初めて…しかもパンダを見られるなんて、一生の不覚」
「あーはいはい。もう分かったから、ちょっとは黙んなさい」
あの野郎…次会ったら覚えてろよ!
それに、今日のパンツはたまたまだし。
いつもならちゃんとしたセクシーなのはいてるんだから。
「あーこの子聞いてないわね」
はっ!庵ちゃん…見てないよね?
「……ほっ。パンダのパンツ見られてなかった」
って……今お話されてる清楚可憐(セイソカレン)系のあの子は……
「ねぇ、真央、庵ちゃんと話してる清楚可憐系のあの子誰?」
あたしがきくなり真央はびっくりしたような、呆れたような、そんな顔を向けてきた。
「ひばり…あの子一緒のクラスだよ。名前は確か…安田遥香(ヤスダハルカ)友達なしに争いごとは嫌いなタイプ、らしいよ?」
ふぅん。安田さんか…もしかして庵と?……それは無さそうだな。
「私もそれは無いと思うわよ?」
「…もしかして口にだしてた?」
「うん、おもいきりね。てか庵だよ?ないない」
そだよね…間違ってもそんな事はないよね。
安田さんがいけるくらいならあたしもとっくに付き合えてるし。
ってか自分性格わるっ。
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