その日もわたしときょうくんは 林の入り口で遊んでいたんだ。 きょうくんのボールでサッカーをしてて わたしが蹴ったボールが 雑木林に入っていっちゃって 二人で入り口近くを探したけど見つからなくて、林の奥に入ろうとしたわたしを もう暗いから明日にしようって止めたきょうくん きょうくんの制止を聞かないで わたしは一人で林に入っていって迷子になったんだ。 怖くて、泣いてて。 .