「えっと…白崎京真くん。 幼なじみで、でも引っ越しちゃって 暫く会ってなかったんだけどたまたま再会して、 …それでちょっと、話してたの。」 「で、こっちが拓馬。坂井拓馬。 2年で、えっと…付き合ってるの。」 一応先輩だし、どうも、というように頭を下げるきょうくん。 「ちょっと、ねえ…。」 う。ちょっとどころじゃなく1時間もばっちり喋っていた。 「………。」 「………。」 それより、この気まずい沈黙…。 .