……そう。

俺はきっと大丈夫。

もう逃げたりしない。

俺は自分自身を誇って生きたい。

まるで夏の太陽の様に眩しくて、でも夜に光る満月の様に柔らかな……そんな《彼女》に相応しい男になりたい。

だから俺は……今、この場所にいる。

他の誰でも無い。

……自分自身の為に。