「ねぇ……次はいつ会える?」

着替えを終えた彼女はそう言って、俺を窺う様に見つめる。

バッチリと決まっているマスカラだらけの瞳を見つめ小さく息を吐くと、彼女に向かって満面の笑みを見せる。

「もう会わない。飽きたか……」

そう言い終わるより早く、小気味好い打音と共に頬に衝撃を喰らった。

「……いって~」

ジンジンと痛む頬を押さえたまま、ヘラっと笑みを浮かべて般若の様な顔をした彼女を見つめる。