ひらひら・・・

ひらひら・・・

ストン!

『痛てて』

「あらやだ!葉っぱのくせに飛んできたわ!」

誰かが葉っぱちゃんの周りを飛んでいます。

『きみはだぁれ?』

「あたしはアゲハ蝶」

『ここで何しているの?』

「花の蜜を吸っているのよ。」

『花の蜜?』

「そぅ。甘くて、とっても美味しいのよ」

『へぇ〜ボクも吸ってみたいなぁ』

「あなたには、ムリよ!」

『どぉして?』

「だって、あたしのように長くて、細い口じゃないもの」

そう言ってアゲハ蝶さんは笑いました。

葉っぱちゃんは少し悔しくなりました。

『よぉし!ボクもここで花の蜜を吸えるように、練習しよう!』

葉っぱちゃんは、ここで花の蜜を吸えるように、練習することにしました。

そこにまた、風がぴゅぅ〜〜〜と吹きました。