――――――
「今まで黙っててごめんね…」
机の上におかれた
一枚の写真。
知らない女の人と
知らない男の子と
生後間もない頃のあたし。
「明日華が、20歳になったら言おうと思ってたんだ…、ごめんな」
うつむく父と母。
いらない…
いらない…
あたしがほしいのは
゙ごめん゙じゃないの。
うつむかないでよ。
ただ、ただ、
確認するために
゙それは冗談だ゙
それが欲しかったのに。
「…もういい」
「「明日華!!」」
神様は、
神様は……
とても残酷ですね…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…