まるで何もなかったかのように、
私は席を立った。



「ちょ、おい。どこ行くんだよ?」

笑いを抑えてるの
分かり易すぎだし。

「気分悪いから帰る」


「え?気持ち悪いのか!?保健室いくか??」

言いながらあたふたしてる。
ていうか、あんたのせいで気分悪いんですけど。



周りは不思議そうに
見つめてる。

って!あたしまで
変な目で見られてる気が
するんだけどっ。

隣をみると
真帆までもが
怪訝な視線を送ってる。



そして一言。

「明日華とセンセイって
わりと仲良くしゃべるんだ!?」


…はい?