「なんだよ、希咲」


「なんでもない」



あたしは時生の腕にしがみつく。


時生はあたしの頭を優しく撫でてくれる。



「ねー…、時生」


「ん?」



時生は優しく微笑む。



「あたしのこと愛してる?」