遊び疲れたのか麻生ちゃんはお昼寝タイム。



小さな身体をしっかりと花柄のタオルケットで覆う。



小さな子供は本当に目が離せないし、世話が大変。



私はキッチンに立ち、澪生さんにコーヒーを淹れた。



「ちょっと、2階に行くね…麻生ちゃん」



ミシミシと上がる度に軋む階段。

亡くなられた澪生さんの母親はカントリーが大好き。家具や調度品も全てカントリー風。至る場所から木の温もりが感じられた。



2階にある澪生さんのアトリエ。



私はドアをノック。



「コーヒー持って来たけど…」



「開いてるからどーぞ」