2人きりなら何にも言われないから気にせず話せるだろうけど、そんな関係じゃないし。




…………全てなんでもいいやってなってきた。




「先生休ませてください
頭痛です」



「あら、宮ちゃん
いいけど、あたし今から出張なの
誰か来たら言っておいて?」



「分かりました」




出張、か。




ベッドに寝転がり、毛布を多めに被る。




先生は慌ただしく用意をしていた。




「バイバイ、先生」



「宮ちゃんゆっくり休んでね〜」




笑顔で手を振った。




今日はたしか一時間目は生物だ。




ちょうど苦手科目だし、いいや。




毛布を顔まで被せ、目を瞑っていく。