「…宮?」



「あ、何?」



「ジュース足してくる?」



「え、いいの?ありがとー」



「ん」




そう言われ、遠慮せずに沢村君に渡した。




本当に優しい理由は、あたしが失恋したからだよな。




沢村君なりの、慰め方。




それが、なんとなく嬉しかった。




「メロンソーダで大丈夫?」



「全然!ありがとー」




炭酸を一気飲みできないから、ちまちま飲んでいく。




あー……、あたしムカつく。




失恋いつまで引きずってるんだろ。




それで都合いいように修正していく。