もう既に、善にこんなに触れたくなっているのに、

これからあたし、どうやって歩いていけばいい?


善と逢う前まで、あたし、どんな歩きかたしてたんだっけ…


今日も、明日も、あさっても、

いつもみたいに、どんな一日を過ごして…何を感じて…


ずっと、話していたいよ。


善が迷った時、隣でうなずいたり…背中押したり…


もう、出来ないの?


車から見る景色も…コンビニも…


どこに行ったって、善との匂いが溢れ出て止まらないと思う。


うまく呼吸も出来ないよ…きっと。


善の見方でいたかったのは、

こんなにも、こんなにも、こんなにも、
善が、大好きだからだよ。


善の笑った顔が好き
善の隣で笑うあたしが好き

あたしの話に

目を真ん丸くしたり、
何回も頷いたり、
声を張り上げて驚いたり…

全部、全部、全部、大好きだよ。



気付いたら、あたしの中が、こんなに善でいっぱいだったなんて。


振りほどいて、初めて知った。


善が全てだよ。


善との時間に

善がくれたモノ全てに


心から、ありがとうと優しく言える日がくるのかな…

あの人の事を、

善が忘れさせてくれた時のように…