「あ…あんた転校生だから知らないだろうけど
美里めっちゃモテるんだよ。告られるなんてすごいことだよ。」

なんとかすがりつく・・・
だって女王さまの御機嫌損ねたくないのわかる…。


私は第三者になって事の成り行きを耳をダンボにしている。


「俺には全然…俺から言うから呼んで来いよ。
おまえらだってあいつに言うの気がひけるんだろ?」


とりまきは顔を見合わせた。

「おい おまえ…なんだっけ?」

美里だよ……。


「え?私?」美里は決め顔で 龍を見た。


とりまきは複雑な表情で顔を見合わせる。


「あのさ 俺ダメ。おまえみたいなタイプ
今まで付き合い飽きたタイプ。悪い。」


クラス中が緊張した。


言っちゃった……。


美里の顔が怒りに変わってきて


「私だってあんたみたいな 変わり者ごめんだわ。」

美里は教室を飛び出していった。

「美里 宗方と付き合いたくて彼氏 今朝
ふって来たんだったよね……。」

取り巻きの一人がため息をついた。



龍は全然普通な顔で 机に突っ伏した。

ざまーみろ
きっとこの中で何人もそう思ってる人がいるんだろうね。