自分のバカさに情けなくなった。
俺が嘆いてる間に 姫は大きな決心をして
闘っていたというのに・・・・・


俺は情けなく
姫の部屋の灯りを見てたり・・・・・
酒をのんだり・・・・・・。


二人から聞く 姫の様子に
ナイフで刺されているように辛かった。


俺が・・・・
俺が守らなくてどうするんだ。


昨日の夢

姫に名前を呼ばれた あれはきっと現実だったんだ。


俺を呼んでる声

俺を求めてる声

助けてと叫んでいる・・・・・。


「もう・・・・いいだろ?
姫を 幸せにしてやれよ。
おまえしか・・・・いないんだよ。
姫を幸せにできる男
おまえにしか幸せにしてもらいたくないんだよ。」


「うん…うん…。」

綾人の言葉にうなずくしかない・・・・。


「マジに俺・・・・姫に会ったら
もう絶対に離さない。
何が起きても・・・・何て言われたって・・・・
運命に逆らっても・・・・・。」


「宗方・・・・。
運命に逆らってたのはあんたたちだよ。
運命はさ 最初からあんたたちを結ばせる正解を
出してたんだよ。だから安心して 姫を
抱きしめてあげて。」

「サンキュー……ほんと…感謝する……。」


車は姫のもとへと 急ぐ・・・・。