泣きつかれて眠った。


目が覚めたのは お昼がすんでいた。
 

何気に携帯を見たらメールが一件
慌てて開いた。


『姫
姫にあえてよかった。
姫に出会って 初めてなことばっかりだった。
恋はそれなりにしてきたけど…
俺自身が成長したって思えた恋は 初めてだった。
これから携帯解約する。
最後に 姫にお礼が言いたくて……
ありがとう生まれてきてよかったって クソな親父にも感謝するくらい
短かったけど楽しい時間を過ごさせてもらった。
姫はもっともっと自分に自信を持って
輝いて……そして幸せになってください。
俺はいつも姫のこと 応援してるから。
じゃあ また会える日を楽しみにしています。
         龍  』


寝ていた自分の頭をたたき割りたかった。

気がついていたら
ちゃんと返事もできただろうに。


龍はあのあと まっすぐ解約に行ったんだ。


泣いてばっかりいるから…
こんなことになるんだよ。


バカだね 姫・・・・・・・。


永遠の別れじゃない 
試練なんだよ・・・・・・。
どれだけ心の奥で お互いを信じられるか
今 試されている 


そんな気がした。


「もう 泣かない・・・・・。」私はそうつぶやいた。