宗方が吹き出した。

「ブッ……あははは……。」


  笑った……そして笑ったら可愛いんだ

お腹をかかえながら やっと
「女だろ?その顔はないよな。」

私は恥ずかしくなって下を向く。

「転校生の友達ができたからちょっと
寄ってくるって言え。」

今度は地を這うあの低い声

私は思わずその命令に従う。


「あ…の…どこへ……。」


歩幅の完全にあわない私は油断してると
宗方において行かれるから
小走りで ヒーヒー言いながらついて行く。

普段運動なんて全くしないから
小走りっていったっていい汗をかいていた。


「あ……の……。」

「いいから黙ってついて来い。」


  怖いよ……なんでこの人に…ついてくの・


歩くこと二十分
坂を登ること十分


ついた先は 大豪邸で
私は足がすくんだ。


ドラマの中で見る・・・世界が広がってる。