続きましては我らがヒーロー、設楽翔くんです!




いやぁー彼にはもう本当に苦しめられました




作品当初、彼の性格をまったく把握できていなかったわたしが手探りで書き上げていく中、最初は俺様?ちっくに書いてて、自分でもこいつ本気で性格悪いなと思っていましたが、書いていく中で徐々に本当の翔くんを見せてくれて、おぉこいつほんまはこんな子なんやなぁ(何故突然の関西弁)と美咲同様少しずつ彼のことも好きになっていきました





みなさんもお気づきでありますが、わたしは女の子の大好物の俺様という人種が書けません。前に一度書いてみたのですが、そいつのことを書いているときは苦痛で堪りませんでした





だけど今回のお話のヒーロー翔くんは自分が今まで書いてきた作品の中のどのヒーローとも違う、少し変わった子でした





本当は泣き虫で、繊細で、人一倍傷つくのを恐れているくせに精一杯の虚勢をはり、ドエムかって思うぐらい自分が不利になる状況ばっか作って、本当に色々と心配でした




それもそのはずで彼は幼いころから完璧な父親というプレッシャーや美咲への罪悪感、そして陰湿な双子の虐めに苦しみ続けて、気づいたら虚勢という名の鎧で自分自身を守っていたからです




だから性格が物語の中で変わっていったのは作品当初で既にボロボロになっていた鎧が美咲と心を通わすことで剥がれていき、本来の穏やかで優しい翔くんに戻っただけなんです





あと彼は見ての通り、重度のパパコンです





お父さん大好きです、むしろお父さんみたいな人になりたい一心で頑張ってきました




だからたまに無茶もしますが、美咲という最強の精神安定剤も手に入れた翔くんはたぶんこれからも大丈夫です




頑張れ、翔くん!