「……でね、彼に好みのファッションきいても、私らしいファッションをしてくれればいいなんて言うんだよ。私らしいって何!?」





私は、出会いから現在までを京子に全て話した。




「由香、ようやくまともな恋愛に目覚めたんだね。」



「今までだってまともだし、真剣だったもん。」



京子のまとも発言にイラっとする。

確かに、いっぱい頑張ってから回ってはいたけど、真剣に好きだったもん。





「はいはい。ゴメン。それはいいとして、チャンスじゃん、由香。ようやく、彼に合わせる恋愛じゃなくて、ありのままの自分でいられる相手に出会えたのかもよ。」





ありのままの自分……







「これを期に、自分らしさ探して見たら?」