大翔が事故にあったの?


訳が分かんなかった。


私は足がもつれながらも玄関まで行きサンダルを履いて駆け出してた。


早く大翔の顔が見たい。


それだけだった。



病院に着くとそこには大翔のお母さんがいた。


お母さんが

「美悠ちゃんですよね?びっくりしたでしょ?もう大丈夫だよ。」


と言ってくれた。

私はお母さんにしがみついて泣いていた。


泣いても泣いても泣き足りないぐらい涙があふれた。


その間も大翔の名前を連呼していた。


顔、早く見たいよ…。