何故人間なんか所詮はお互い同類のはずなのに素直な気持ちで語り合えないのだろうか。
誰しも何処かに逃げ道を作りつつ会話をしている。
何も飾らずに語り合える対象はいないのだろうか。
同類である人間共は自ら周囲に怯えて距離をとってしまっている。
無論僕にも該当している。
僕もまた周囲に合わせている。
素直になれば独りになってしまうからだ。
僕は周りに溶け込んでばかりだ。
自分の色を出さないばかりか自分の色を忘れてしまっている。
僕は何色?
僕は本当の僕になりきれていない。
自分らしさって何?
現実から目を背けるって事?
現実には自身の意志など容易く通らない。
自分じゃない人間として生きる方がよほど楽だ。
ただそんな人生に価値などあるとは到底思えない。
僕は変化を望む。