僕は誰だろう。
無力である以上僕はあいつらと変わらない。
あいつらは誰?
きっと僕達は色を持たないのだろう。
どいつもこいつも…何の個性もない。
何故なら僕達が常識に縛られて生きているからだ。
同じ常識の中で…狭い中で生きている僕らはそう遠くない存在。
手の届く範囲には僕と同じ人がいる。
常識に縛られている人がいる。
貧富の差…格差が物を言うだけの社会に同じ人間が沢山いる。
人間は自分を戒める事で自分らしさを失った愚かな生き物なのだろう。
背景と化した色のない世界に平凡でない物はあるのだろうか。
そして理解者に会えれば何かが変わるのだろうか。
常識から解き放たれたい欲求を持つ人間に会えれば何かが変わるのだろうか。
僕はいつも何かを探し求めている。
「変」でも良い。
常識的でも非常識的でも理解されない事は変わらない。
僕は非常識的でありたい。
あいつらを見下す訳ではないがあいつらと同じ枠に収まりたくない。
僕は誰だろう。
僕は僕でしかない。
僕は僕以外の何者でもないのだ。