僕はとある学校に通う高校生。
毎日が退屈で仕方がなかった。
周りに受け入れられる為に自分を偽り続け理解者等いなかった。
僕の名前は「沢田和成」
人に刃を向けずに生きてきたからそれなりに周囲の人達は僕を気に入っている。
夏休みくらい独りになりたい。
僕を理解出来てると勘違いしている連中が毎日のように僕を遊びに誘う。
僕の生活は日に日にマンネリ化している。
理解者は現れるのだろうか。
僕の部活は写真部。
学校の思い出を撮影する部活らしいが撮るものは大抵目に見える物。
いかにもありがちな、いかにもマニュアル通りの風景をただただ撮影する。
本当に何もかもが退屈だ。
理解者が現れたりしたらどれだけ幸せな事か。
昨日の晩も遊びの誘いのメールが来た。
「かずぴー明日遊べる？(*^_^*)
遊べたら8時に新中野な！」
早すぎるよ…。
メールを送って来た奴の名は内藤亮(ないとうりょう)
…表面上僕の友人だ。
下手に人間関係を悪化させたくはない。
僕は新中野に行く事にした。
何か面白い事はないだろうか。