賢「何だ?…まさか!」
緋月を見ると、祠を今まさに壊したところだった。
翠「封印が!」
愕然とする翠達を嘲笑うかのように緋月は両手を拡げ
緋【龍脈は開かれた!さぁ妖どもよ、存分に味わうが良い!!】
すると、闇の中や校舎の中から妖が出て来た。
賢「マズイ、妖が集まって来た。翠、お前は雑魚の相手を。俺が緋月の相手をする。」
翠「嫌です。そんな腕でアイツの相手出来ないやん。私が」
?【やれやれ、この非常時に言い争っている場合か?】
どこからか声が聞こえ、2人揃ってキョロキョロしていると
?【こっちだこっち。】
頭上から聞こえ、見上げる。
翠「! 白棹!!」
校舎の3階から白棹が顔を覗かしていた。