周り唖然。

目の前の男、目を輝かしている。

千里本人はしまった、と思ったがそんなのその男にはどーでもよかった。

とりあえずお近づきになりたかったのだ。

「お、俺中村武!!
あ、ちなみに千里の名前知ってる理由は生徒手帳拾った。クラスも同じだぜ。」

倒されてる姿にも関わらず、ペチャクチャと喋ってニコリと笑う彼に千里は苦笑いをする。

「なぁ、よかったら友達になろーぜ!」

と、キラキラと輝く目を向けられる。

「あ、あのさ、そんなこと言ってる場合じゃないよね、HRはじまるよ…」






しまった―――――――――――――――!!!


校舎全体にに武の声が響き渡った。