嬉しすぎて...

一筋、頬を伝った。

「うぅ...」

「え?

 何で泣くんだよ?

 そんなに嫌だったか?」

「違うよ...

 嬉しくて...

 今日、私告白しようと思ってたから...」

「じゃあ、美雨も言ってよ」

「...私も、陵の事大好き...」


バーーン...


暗くなった夜空に大輪の花が咲いた。

「付き合ってくれますか?」

陵が、言う。

私の答えは決まっている。

「喜んで」

花火は、私達を静かに包み込んだ___