わたあめ、ヨーヨーつり、

スーパーボールすくい...

私達は、あらゆるものを楽しんだ。

気付いたときにはもう、8時になりそうだった。

「確か、花火って8時からだったよな?」

「うん」

「静かで、よく見える場所

 連れて行ってやる」

「ほんと~?

 行く行く!!」

神社から、少し離れた丘の上だった。

そこには、誰もいなかった。

海も、見えて...

ここから見える星が、本当に綺麗で...

「うわぁ~

 綺麗...」

「だろ?」

「うん!!」

「ここさ...

 好きなやつと来たいって

 思ってたんだ」