ガー...

開いたドアの中には

誰もいなかった。

『1』

と書かれたボタンを押し、

ドアを閉めた。

「なぁ」

「なーに?」

「暗いままもなんだしさ!

 明るい話しよーぜ!」

「そうだね!」

私は、明るい声で答えた。

そうだよね!

明るくいかないと!!

「今日の夏祭り、どうする?」

「そうだね~...

 やっぱり、夕方からかな?」

「そうだな...

 って、もう4時だけどな」

「ほんとだぁ~

 でも、いろいろ用意したいから

 6時くらいでもいいかな?」

「俺もそれくらいがいい!」

「じゃあ、そうしよっか」

「おう!」