大好きだったお父さんに

言い放たれた言葉。

お父さんは、あたしの事

嫌いだったんだ...

それを知った秋穂は、

ベランダから、体を乗り出して

泣いていた。

掴んでいた手が滑って

ベランダから落ちてしまったのだという___

「____ってわけなの」

「「.....」」

言う言葉が見つからない。

あんなに、仲のいい家族が...

そんな事を言っていたなんて...

「...だ..だからね、

 今、お父さん家を出て行ってて

 ここには来てくれてないんだ...

 __何かごめんね」

わざと、明るく振舞ってる秋穂を見ていると

私まで悲しくなってきて...

思わず秋穂を抱きしめていた。