翌日_____

今日は、終業式。

当たり前だけど、

教室には秋穂の姿がなかった。

『昨日の事は、幻なんかじゃなかったんだ』

と、現実から目を

背けてしまいたくなりたくなったけど、

私が記憶喪失になった時

受け入れてくれたのは、秋穂と陵だった。

だから...

今度は私が、秋穂を受け入れたい。

現実から、目を背けない...

そう決めた。