ここからは、ガールズトーク。

「...で、陵とはどうなの?」

「え...///」

「陵とは、どうなってんの?」

「な...何もないよ...///」

「ほんとー?」

「ほんとほんと!!」

「そっかー。頑張りなよ?

 安念の奴、影でモテてんだから」

「わ...わかってるってばぁ」

秋穂は、こうやって時々恋バナを

持ちかけてくる。

『何で?』って聞いたら、

『あたしは恋をしてないから』って

答えるんだ。

秋穂は応援もしてくれるし、

アドバイスもくれる。

ほんとに優しい子。

「じゃあねー」

秋穂の家に着いてしまった。

私の家は秋穂の家から

5分もかからないけどね。

「バイバイー。また明日ー」

「また明日ねー」

ここでも手を振り別れた。