「さようならーっ!」
いつものように先輩方にあいさつをして、
いつものように部活が終わる。

今日は、バスケ部の菜奈と帰る約束をして
いた。
私は、同じ部活のゆか先輩とバスケ部が終
わるのを待っていた。

「男子バスケ部、いっぱい居るね...」
「凄いですね...」

私たちの待っている場所は、外周コースだ
ったので外周を終わらせた男子バスケ部
が、うじゃうじゃ居た。
と、その時。

男子バスケ部の兄貴が、キャプテンの小池
先輩におもいっきり突っ込んだ。
「四つ葉のクローバー!凄くないっすか!?」
小池先輩は、
「いてぇよ馬鹿!四つ葉のクローバーなんて
知るか!後輩に殴られたしー。もう部活行
けないわー。誰か救急車呼んでー」
そんなジョークをかましていた。

「見たっしょ今の!?」
突然話しかけられた。
「は、はい見ました!」
私は、小池先輩は怖いイメージだったので、
ビビりながら咄嗟に答えた。
「まぢ最低ー。ねーっ!」
私は小池先輩と同じように、
「最低な奴だな!」
と兄貴に言った。
「お前、家帰ったらボコボコだから」
と私に言う兄貴。