授業がいつの間にか終わり、あたしは椿をつれてトイレに行った。
もちろん化粧直しのため。
すると、さっき今野が言ってた4組の奴らがいた。

「真知夏、海斗と付き合うの?」
「えー、あいつ、なんかめんどくさいしぃ~、それに別れてすぐじゃん?」
「川富とやろ?」
「そうそう、だから断っとく~」

会話が聞こえた。
どうやら、あたし達がいることに気づいてないらしい。
先に椿が入っていき、ポーチからいろいろだして化粧を直した。
あたしもそれに続き入っていき、4組の奴らに聞いてみた。

「なぁに?海斗に告られたの?真知夏」

すると、皆目が点になりながら見ていた。
そしてそさくさと帰っていった。

「まじ、うける!!今の顔、サイコー!」
「うける~、おもしろすぎな!!」

2人で爆笑しながら化粧を直してた。
鐘が途中で鳴っちゃったから、サボろうと思った。
トイレを出て購買部に行こうとしたら、男とすれ違った。
茶髪の髪をもって、音楽を大音量で聴きながら歩いてた。
誰だろ…。
とか、考えた。