「はぁ?沙希、海斗くんと別れたの?」
「うん。別れよう言われた」

次の日、友達の椿に昨日の事を話した。
椿はすごい顔であたしを見ていた。
まあ、仕方ないよね…?
別れようって言われたし、なんかめんどくさくなった。
あれからしばらく考えたけど、開き直った。

「海斗もあたしよりいい女見つけたんだよ」
「海斗くん、たらしじゃん」

しばらくあたしと椿はコンビニでうろうろしていた。

あたしは川富沙希。
高校2年だけど、進級が危ない、バカ。
中学んときはそこそこ点はとってた。
けど、受験で失敗して、第3希望でしかも2次試験でここに入った。

ほら、類は友を呼ぶ?

て言うじゃん?
あたしも見事に落ちこぼれて、バカになっちゃったって話。
周りもあたしと似たようなのばっかり。
もちろん、椿だって。
この学校、バカで有名だし。