「あのね!!お言葉ですが、皆女はめんどくさい生き物なんです!!
めんどくさい子はたくさんいます!!現に私だって一応女なんでめんどくさいですよ!?
でも、そんな女に頼るのは誰よ!?貴方達男でしょ!?


なのに女はめんどくさい?
ふざけないで!!

育児に洗濯やらなにやら家事をするんです!!
そのぶん女は猫のように気まぐれなんです!!

めんどくさいのは家族や愛する人が心配だから!!
本気で愛してるからよ!!この人となら一緒に死んでもいいって思えるからよ!!


貴方達は女はガタガタ言ってめんどくさいとか思ってんのかもしんないけど、ガタガタ言うのは好きだから!!


なのにめんどくさいとか言わないで!!」



そう怒鳴った私を驚いた顔で見つめてた貴方は急に笑い出した。



「何がおかしいの!?」


「だって…アハハハ!!スゲー必死だから!!プハッ!!他人のことなのによ!!」



どうやら私が他人のことに必死になって怒鳴った姿が面白かったらしい。


「それは、女だからよ!!」

「プハッ!!アハハハ!!」



爆笑する貴方を見てこんな顔で笑うんだと思った。
しばらく待っても笑いが止まらないみたいだから呆れて自販機に向かって歩き出した。



「ちょっ!!フハ!!待って!!」


「待ちませんよ。」


「わ…クククッ!!笑って悪かったって!!」


「そー思ってんなら笑うのやめてください。」



そう言っても私の後ろを歩く貴方は笑うのをやめない。
ため息を吐いてオレンジジュースを買った。

まだ笑ってる貴方を無視して歩き出すと慌てて貴方はジュースを買って隣に並んだ。



「悪かったって!!あんた名前は?」


「名前を聞くなら自分から言ってよ。」


「俺は、藤本 龍夜。」


「りゅうや?」


「そう。りゅうは難しいほうの龍で、やは夜って書く。」


「私は斎藤 桜。さくらは普通に漢字。」


「桜な?仲良くしような!!」