前は過ぎるのが遅かったのに…


「菜々子~授業終わったから行こう」


「はいはい」

私達はサッカー部のやっているグラウンドにきていた。


「いけ~真中。…ナイスシュート!」

「キャーキャー真中君かっこいい」


グラウンドにサッカー部員の声と女の子達の声が響く。


はっきり言って私はこう言う場所は嫌い…


「ねー菜々子~真中君かっこいいよね」

「あの人が一番もてるの」

へーエースか…

確か遥もエースだった…

って遥の事は考えるのやめよう。



キャキャー

…うるさい

「未来、私ちょっとトイレ行ってくる。」

「わかった」

私は静かな場所に行くことにした。

しかしそれを真中海が見てるとも知らず…